以前は隆盛を極めたロックカラー(BWGカラー)も今となっては使い手が減る一方です。

そういう俺も完全なロックカラーで組んでいるワケではないのですが、今でもこのカラーリングは好きなので、今回はそのロックカラーの強さについて書いていこうと思います。

まずこのカラーリング、とても柔軟な動きができます。
ざっと書くと
黒のハンデス、除去
緑の生物、マナ加速、置物対策
白はソープロからラスゴまで。


黒は何と言っても思考囲いの存在でしょう。
1ターン目相手のハンドを確認してからゲームプランを構築することができます。
そして2ターン目hymnを打って相手のゲームプランを崩壊させるもよし、前方確認してボブでアドを取りに行くもよし。
その後相手のリソースを消費させたらリリアナでマウントを取ってしまいましょう。


緑は何と言ってもタルモ!と言いたいところですが自分は個人的にタルモの強さをあまり信じていない(持ってないからとは言わないw)ので緑はタッチで十分だと思っています。
死儀礼のシャーマンはマナ加速になる以外にも相手のタルモを牽制し序盤のボブやSfMへ打たれる除去の避雷針にもなります。
周知のことですが、この1マナ生物は本当に壊れた性能です。

他に緑のカードは構築次第ですがロームを取るのも一考でしょう。
不毛嵌めしながらリンリンFB、そして上記のDrSの弾丸補充も行うなかなかクールなやつです。

衰微の存在もロックカラーを使う大きな理由の1つです。
デルバー、DrS、ボブ、SfM、RIPなど枚挙に暇がありませんがそれら全てを対処できるカードが弱いはずがありません。

聖遺の騎士はロックカラー主軸となりうる1枚です。色の安定からデッキ圧縮、Ithや東屋、Karkasなどといった特殊地形サーチ、そして自身のパンプと強いことしか書かれていません。
DrSとのアンチシナジーがあるため自分は採用していませんが、それを差し引いても採用する性能があります。


最後に白、主観ですがこの色がロックカラーのバランサーになっていると思います。
ソープロは最強の除去でありSfMの器用さは素晴らしいものがあります。
ハンドにリンリンがあるなら十手、除去がないと分かっているならバター、メタ次第ではネメシス対策として赤青剣もいいでしょう。

そして何度も書かれていますが未練ある魂!
このカード本当に強いです!
最近のロックカラーのメインクリーチャーはこれではないでしょうか。
チャンプブロッカーにもなり、殴りにも行ける。リリアナで能動的に墓地に落とせるなど使い勝手も良く丸い動きをするロックカラーに非常に合っています。
そして何と言っても最近流行中のゴルガリチャームに流されちゃうかわいいやつですw
冗談は置いといて、相手のリリーやジェイスにも強く見た目以上の強さを発揮してくれることは間違いないでしょう。

その他のカードとして、遍歴の騎士、エルズペス、野生語りのガラク、情け知らずのガラク、イニストラードの君主、ソリン等のPWも強力なサポートをしてくれるはずです。

どれを選ぶかはその人の構築と性格に依るでしょうが私的にはソリンを推します。
ソリンの-2とリンリンが相性抜群であり、盤面の制圧が楽にできます。
その後も出てくるトークンが2/1絆魂と相手にとっては、ソリンの対処を急がざるを得ないでしょう。

ロックカラーは丸く戦い、アドを取って行くデッキです。
1対xを繰り返して徐々に流れを持ち込むボードコントロールデッキです。
xの数値が高ければ高いほどコントロールは増し、例えxが1であっても相手の動きを大きく阻害するのであれば、それは1以上と言ってもいいでしょう。
ロックカラーにはそういったカードが多数存在します。
極端な例ではラスゴやゲドンがそれに当たります。

サイド後にはスラーンを取ったり、グリップ、ボジューカ、万力鎖、ガドッグ、濁流など、メタに合わせてより良い形にすることができます。

大きな爆発力もありません。
初速もそんなに速くないです。
ですが、とても器用なデッキです。
以前組んでいた方、そしてまだ組んだことのない方、ぜひ今一度ご検討いかがでしょうか。



気が向いたら現在使用中のPunishing Rockについて書こうと思います。

コメント

5385
2014年7月29日13:30

なんかもう一回Rock組みたくなりました…

今制作中のBUG NicFitが完成したらボブと不毛と石鍛治と十手とScrubland集めてやり直してきます…

ばしょう@山口のまっちゃん
2014年7月29日22:21

石鍛治ロックはジャンドに勝てなくて辛い

tomi
2014年7月29日23:06

僕もBWGの組み合わせは大好きです。
もっとも、最近はJundばかり使っていて、挙句BUG Cascadeにまで手を出しちゃっていますが。

この継投のデッキを使ってて辛いのは、終末→ジェイスの流れに対する丸い回答が乏しい事。
あとは中速BG同士で戦うとアド差で負けやすくなってしまっている事ですね。

Lingering Soulsが最後の砦なので、統率者かタルキールで同じくらいのテコ入れが欲しいところです。

バル
2014年7月30日8:00

>>ごみ箱くん
ごみ箱くんなら何かコメントくれると思ってたw
ホントどんな形にでもできるから色々試してみてね!

>>ばしょうくん
ちょっと何言ってるか分からない
まぁ、ジャンドがきついのは承知の上だよ

>>tomiさん
ジェイスに対する回答は名誉回復、スラーン、リンリンくらいしかないですよね。
BG同士で当たると丸く作られてる分、先にアドを取られてしまう傾向があるからそこも改良しないと苦しいですね。

Dr.T
2014年7月30日12:17

自分はマーベリックをチーレガで使ってみましたが、丸くていいデッキだと思いました。
遅いですが獣相と頂点は安定性が高く、ノーンは必殺技でした。

ただ、中津のメタは赤か奇跡かショーテルかなので、
3色は月や発展に、熊サイズは罰火に、
ハンデスは独楽ブレストに、白はコンボにそれぞれ弱く、
未練装備を目指すほどのスローゲームなら弱い部分を引かないようにするために
緑ではなく青くていい感じがしてしまいます;;

しもべの一人、H
2014年7月30日23:56

私もRockerなので他の方の意見は参考になります。
リンクさせて頂いたのでよろしくお願いします。

バル
2014年7月31日0:40

>>Dr.Tさん
なかなか痛いところを突きますねw
結局この色を使い続けるのは自分のエゴなんでしょう。

しもべの一人、Hさん
こちらもリンクさせていただきました。
しもべさんの記事は依然から読ませていただいておりました。

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